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Level 4 — ルータ登場
⚠️ 数値は毎回ランダムに変わります
このページに書かれた IP・マスク・ルートの値は 前回プレイした時の一例 です。 あなたの画面では違う数値になっているはずなので、そのままコピペしても絶対に解けません。
🎯 一言で言うと: ルータは 複数の街にまたがる集配局。R が他の街用に使っている範囲(R2, R3)を避けて、A, B, R1 を 1 つの街に収める。
📖 このページは何?
初めて ルータ が登場するレベル。 ルータは複数のインターフェース(足)を持ち、それぞれ別の街(サブネット)に属する 必要があります。今回 R は 3 つの足 (R1, R2, R3) を持っていて、R2 と R3 の街は固定済み。残った範囲を A, B, R1 で使います。
このレベルで身につくこと:
- ルータの各 IF は別サブネット という大原則
- サブネット同士は 重なってはいけない
- 固定値から「使える範囲」を逆算 する設計力
📷 問題画面
🗺️ トポロジー
flowchart LR
subgraph LAN ["A・B・R1 の街 (これから決める)"]
S[🔌 スイッチ]
A[💻 A]
B[💻 B]
S --- A
S --- B
end
R[📡 ルータ R<br>3 つの足を持つ]
R2[R2 の街<br>固定 .0/25]
R3[R3 の街<br>固定 .192/26]
S --- R
R -.-> R2
R -.-> R3
style S fill:#FFE0B2
style A fill:#E3F2FD
style B fill:#E3F2FD
style R fill:#F8BBD0
style R2 fill:#EEEEEE
style R3 fill:#EEEEEE
📺 画面の編集できる箇所
| 場所 | 状態 | あなたが直すか? |
|---|---|---|
| A1 IP | 薄ピンク (.132) | ❌ そのまま |
| A1 Mask | 白 | ✅ 直す → /28 |
| R1 IP / Mask | 白 / 白 | ✅ 両方直す |
| B1 IP / Mask | 白 / 白 | ✅ 両方直す |
| R2, R3 (IP / Mask) | 薄ピンク | ❌ 触らない (固定) |
→ 直すのは A1 Mask + R1 IP/Mask + B1 IP/Mask の 5 箇所。
🔒 固定値
| IF | IP | マスク | 編集可 |
|---|---|---|---|
| A1 | 68.80.117.132 |
255.255.255.240 (/28) |
マスクのみ |
| B1 | 68.80.127.193 |
255.255.0.0 |
両方 |
| R1 | 68.80.117.91 |
/23 | 両方 |
| R2 | 68.80.117.1 |
255.255.255.128 (/25) |
不可 |
| R3 | 68.80.117.244 |
255.255.255.192 (/26) |
不可 |
🧠 考え方
Step 1: 固定値を地図にする (どの範囲が占有されているか)
R2 と R3 が 固定で街を押さえている。それぞれの占有範囲を計算:
R2 のブロック (.1 / /25)
R3 のブロック (.244 / /26)
.244/26幅 64
= 3 余り 52
= 192
.192/26→ R3 のサブネット = .192/26 (.192〜.255 を占有)
占有マップ(視覚図)
/24 を /26 で 4 等分した時の占有状況:
→ R2 (.0/25 = .0〜.127) と R3 (.192/26 = .192〜.255) の間に .128〜.191 が空いている。
→ ただしこの空きは 64 個分。今回 A は /28 (= 16 個ずつ) 固定なので、その中の .128/28 (.128〜.143) を使う。
Step 2: A1 (.132) の /28 ブロックを特定
A1 マスクが /28 固定なので、.132 の /28 ブロックを計算:
.132/28幅 16
= 8 余り 4
= 128
.128/28→ A1 は .128/28 ブロック (.128〜.143、住人 .129〜.142) に居る。
Step 3: 重ならないか確認
| ブロック | 占有 | 範囲 | A,B,R1 で使える? |
|---|---|---|---|
.0/25 |
R2 | .0〜.127 |
❌ |
.128/28 |
A,B,R1 用 | .128〜.143 |
✅ ここを使う |
.144/28〜 |
空き | .144〜.191 |
(今回は未使用) |
.192/26 |
R3 | .192〜.255 |
❌ |
.128/28 は R2 (.0〜.127) とも R3 (.192〜.255) とも重ならない ✅
Step 4: A, B, R1 を .128/28 に揃える
| 直す場所 | 値 | 理由 |
|---|---|---|
| A1 Mask | 255.255.255.240 (/28) |
既に固定で OK |
| R1 IP | 68.80.117.129 |
.128/28 の住人 (.129〜.142) |
| R1 Mask | 255.255.255.240 (/28) |
A と統一 |
| B1 IP | 68.80.117.130 |
同上 (重複避ける) |
| B1 Mask | 255.255.255.240 (/28) |
同上 |
🎬 パケットの旅(A → R1 のゴール)
A (.132) → R1 (.129)
A の街 = 68.80.117.128/28 (.128〜.143)
R1 (.129) はこの街の住人? → ✅ YES
→ A は R1 に手紙を直接渡す
(スイッチ S が透明に橋渡し)
✅ 配達完了
✅ 解答例
A1 Mask → 255.255.255.240
R1 IP → 68.80.117.129, Mask → 255.255.255.240
B1 IP → 68.80.117.130, Mask → 255.255.255.240
🔗 関連概念
- 04 スイッチとルータの違い
- 05 ゲートウェイって何?
- 03 CIDR 早見表 —
/25/26/28の幅
🎓 このレベルの抽象的な学び
リソース空間の分割と排他
1 つの大きな空間(/24 = 256 個)を複数の用途(R2, R3, スイッチ配下)で 被らないように分ける。
メモリ管理、スケジューリング、データベースのシャード設計、全部同じ発想。
固定制約から逆算する設計
R2 と R3 が固定で範囲を押さえているので、残った範囲を埋めるしかない。 エンジニアの「制約から始まる設計」の原型。
⚠️ よくあるミス
R2 や R3 と被る範囲を選ぶ
例: .100/28 を選ぶと R2 (.0〜.127) と重なる → 通信失敗。
他の足の占有範囲を先に確認 してから使える範囲を決める。
R1 だけマスクを変えて A, B を忘れる
スイッチ配下は 全員同じマスク。片方忘れて赤いまま、というのが頻出。
