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🎓 ディフェンス Q&A
このページは何?
NetPractice 評価(ディフェンス)で 実際に聞かれる質問 と 模範回答 のページ。 評価官は「設定ファイルの正しさ」と同じくらい 口頭説明の深さ を見ます。
📋 評価の流れ
- ランダムに 3 レベル がその場で出題される
- 制限時間内に simulator で解く
- 「なぜその値にした?」 を逐一説明する
- 外部ツール禁止(
bcのような計算機だけ OK)
即不合格ポイント
- 「この値は AI に教えてもらった」「よく分からない」と答える
- CIDR / サブネット計算ができない
- 提出 JSON と画面の設定が不一致
- リポジトリに level*.json が欠けている
🗣️ 基礎編 Q&A
Q1: サブネットマスクとは何ですか?
模範回答
IP アドレスのうち、どこまでがネットワーク部でどこからがホスト部か を分ける定規です。
2 進数で表すと先頭から 1 が連続して並び、その後 0 が続く形をしています。
例: 255.255.255.0 は先頭 24 ビットが 1 なので /24 と書き、
ネットワーク部が 24 ビット、ホスト部が残り 8 ビットになります。
評価官がチェックしているポイント: 2 進数の感覚、正しい用語、例を出せるか。
Q2: CIDR /24 と /25 の違いは?
模範回答
/24 は先頭から 1 が 24 個、/25 は 25 個並んでいるマスクです。
/24 は 256 アドレス(住人 254 人)、/25 は 128 アドレス(住人 126 人)。
/25 は /24 を半分に分割した形で、同じ /24 の中に .0/25 と .128/25 の 2 ブロックが入ります。
Q3: なぜ .0 と .255 が使えない?
模範回答
.0(ホスト部全 0)は ネットワークアドレス、
.255(ホスト部全 1)は ブロードキャストアドレス で、
どちらも 「そのネットワーク全体」を指す特別なアドレス だから個別ホストには割り当てません。
ただし /25 以下では区切り方が変わり、.127 や .128 が
それぞれ別ブロックのブロードキャストやネットワークアドレスになります。
Q4: default と 0.0.0.0/0 の違いは?
模範回答
同じものです。どちらも「全ての IP アドレスにマッチするルート」を意味し、 「他に該当するルートがないときに使う最終手段」として機能します。 ルーティングテーブルでは必ず 一番下 に書きます。
Q5: ゲートウェイはなぜ同じサブネット内にないといけない?
模範回答
ゲートウェイ自身にパケットを 直接到達させる必要 があるからです。
直接到達できるのは 同じサブネット内(スイッチ配下) のホストだけ。
別のサブネットにあるゲートウェイを指定すると、
そもそもそこに届ける手段がないので unreachable エラーになります。
🗣️ ルーティング編 Q&A
Q6: ルーティングテーブルの順序はなぜ重要?
模範回答
テーブルは 上から順に照合 され、最初にマッチした行が採用されます。
default を上に書くと全パケットがそこでマッチしてしまい、
下にある具体的なルートが無視されます。
なので必ず 具体的なルートを上、default を最後 に置きます。
Q7: 最長マッチ(longest prefix match)って?
模範回答
複数のルートが両方マッチした場合、プレフィックス(CIDR の数字)が長い方 を優先するルールです。
例えば 10.1.0.5 が 10.0.0.0/8 と 10.1.0.0/16 の両方にマッチするとき、
より詳しい /16 の方が採用されます。
実際の設定ではテーブル順序に気をつければ問題なく動作します。
Q8: ルータは IP をどう判断して転送する?
模範回答
パケットを受け取ると宛先 IP を確認し、ルーティングテーブルを上から照合します。 マッチしたエントリの次ホップ (gateway) にパケットを転送し、 どれにもマッチしなければ default ルートを使います。 default もなければパケットは破棄されます。
🗣️ 双方向性編 Q&A
Q9: Level 6 で Ir1 を /31 から /25 に直した理由は?
模範回答
Internet から自分のホストへの返信パケットが正しく戻るためです。
元の /31 だと .0 と .1 の 2 アドレスしかカバーせず、
ホストの IP (.227) はこの範囲に含まれません。
そのため Internet が「どこに送ればいいか分からない」状態になる。
.128/25 に変更すると .128〜.255 がカバーされ、.227 を含むので返信が届きます。
Q10: 行きは繋がるのに帰りが繋がらないのはなぜ起こる?
模範回答
ルーティングは 行きと帰りで独立した設定 が必要だからです。 ホスト A が default で R1 にパケットを送れても、 B が A にパケットを返すには B 側の default や中間ルータの routeエントリが必要。 通信は双方向で完結するので、行きと帰り両方を設計する 必要があります。
🗣️ 設計編 Q&A
Q11: Level 8 で C を D の隣に置いた理由は?
模範回答
R1 の編集可能なルートが 1 本しかないため、1 つのエントリで C と D の両方への戻り経路をカバーする必要があったからです。
D の町 (7.9.10.0/28) と隣接する .16/28 に C を置くと、
両方を 7.9.10.0/27(32 アドレス)で包める ルート集約 ができます。
Q12: なぜ /30 をルータ間リンクに使う?
模範回答
/30 は住人が 2 人しか入らないので ルータ同士を直結するリンク にぴったりだからです。 3 人以上の住人が不要な場所で /24 を使うとアドレスの無駄になるので、 必要最小限のサイズを選ぶのが良い設計。 点対点用には /31 や /30 が標準です。
Q13: /24 を /26 で 4 分割する意味は?
模範回答
1 つの /24 アドレス空間の中に 複数の独立したリンクを同居 させるためです。
Level 7 では A 側 LAN、C 側 LAN、ルータ間リンクの 3 つが全て 111.198.14.0/24 の中に
入っていて、それぞれを /26 に分割することで独立したサブネットとして扱えるようになります。
🗣️ レイヤー編 Q&A
Q14: スイッチとルータの違いは?
模範回答
スイッチは L2 機器で、MAC アドレスを見て 同じサブネット内のパケットを転送します。 配下のホストは全員同じサブネットに属する必要があります。
ルータは L3 機器で、IP アドレスを見て 異なるサブネット間のパケットを転送します。 複数のインターフェイスを持ち、それぞれが別のサブネットに属します。
Q15: OSI 参照モデルと NetPractice の関係は?
模範回答
NetPractice は主に L2 (データリンク層) と L3 (ネットワーク層) を扱う課題です。 スイッチは L2 で MAC を、ルータは L3 で IP を見る機器。 L1 は物理回線、L4 以上は TCP/HTTP 等の上位プロトコルなので、NetPractice では直接触れません。
🗣️ 応用・発展編 Q&A
Q16: ルート集約(supernetting)って?
模範回答
隣接する複数のサブネットを 1 つの広いプレフィックス で表現するテクニックです。
例: 7.9.10.0/28 と 7.9.10.16/28 を合わせて 7.9.10.0/27 として 1 行で書ける。
ルーティングテーブルのサイズを減らし、
編集可能なエントリ数が限られるときにも威力を発揮します。
Q17: プライベートアドレスとグローバルアドレスの違いは?
模範回答
プライベートアドレスは 内輪で自由に使える範囲(RFC 1918 で規定:
10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16)で、Internet から直接到達できません。
グローバルアドレスは Internet 上で一意 に割り当てられるもので、世界中から到達可能。
家の Wi-Fi ルータは NAT でプライベートとグローバルを変換しています。
Q18: もし Internet 側の route に 0.0.0.0/0 を書いたら?
模範回答
Internet が 全ての戻りパケットを 1 つのゲートウェイに送る ようになります。 LAN が複数あっても 1 エントリでまとめられるのがメリット。 ただし本来別の経路で戻すべきパケットまでまとめてしまうので、 複雑な構成では具体的なルートを書く方が安全です。
Q19: マスクが不正ってどういう状態?
模範回答
マスクは 先頭から 1 が連続して並んだ後、0 が続く形 でなければなりません。
例えば 255.255.255.32 は 2 進で ...00100000 となり、
0 の間に 1 が挟まっているので無効。
NetPractice では赤いエラーで弾かれ、実機でも設定を拒否されます。
Q20: 同じ LAN に 2 つのサブネットを共存させられる?
模範回答
技術的には可能(セカンダリアドレスとして設定)ですが、 NetPractice では 1 つのスイッチ配下は全員同じサブネット というシンプルなルール。 異なるサブネットを同じ物理線で扱うには VLAN などの追加機能が必要で、本課題の範囲外です。
🎯 実機トラブル対応 Q&A(+α)
Q21: 自宅のネットが繋がらない。何から疑う?
模範回答
- ループバック に ping:
ping 127.0.0.1→ 成功なら自分の TCP/IP スタックは動いている - 自分の IP に ping: 成功なら IF は生きている
- ゲートウェイ に ping: 失敗なら LAN 接続か設定の問題
- DNS サーバ に ping: 失敗なら ISP 側の問題
- 8.8.8.8 に ping: 成功すれば名前解決だけの問題
NetPractice の 「どの経路で切れているか切り分ける」 思考そのもの。
📝 チートシート用の最重要 5 問
本番で絶対に聞かれる 5 問。これだけは完璧に:
- サブネットマスクとは?(Q1)
- ゲートウェイはなぜ同じサブネット?(Q5)
- default を一番下に書く理由(Q6)
- 行きと帰りを独立して設計する理由(Q10)
- スイッチとルータの違い(Q14)
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📋 当日チートシート — 試験直前の要点集